ツール・ド・奥多摩210km その1 サドルが落ちる。奥多摩湖まで

金曜日の決意通り。

21日の日曜は早起きして、奥多摩へ。

2週間前に初めて奥多摩を訪れて、奥多摩までで70km。奥多摩湖の風張峠までの周遊の長さに驚き、さらに12km超のヒルクライムで驚愕のうえに、限界突破。膝をやられる。頂上にあるという標識も見つけられないまま、ダウンヒルに突入して体の芯まで凍え、家まで177kmの総距離を痛む膝を抱えて泣きながら帰った。

いい思い出だ。

懲りずに再度、奥多摩へ。

今回の目標はヒルクライム1時間切ることと、頂上の標識を見つけること。

さらに、相模湖へ抜けて総距離210kmを12時間で走破すること。

平日は起きられないのに、日曜の朝は爽やかに目覚める。午前8時起床。これからの消費カロリーを考えて、朝御飯をしっかりとる。

9時スタート。

ホームの多摩川サイクリングロードへ。

この辺は問題なく進むのだが、昨日調整したサドルが少しずつ下がっていることに始めて気がついた。ピナレロのシートポストの調整は簡単で六角レンチでできるのだが、締め付けをどの程度まで力をいれていいのか。やり過ぎるとカーボンが割れたらやだなーというのと、レンチ穴もなにやら削れているような。

そもそも、ショップでポジション調整されていたと思っていたのに、恐らく初日にシートポストの最下限まで下がったまま、3ヶ月乗っていたようだ。なんか低いなと思っていたが、なんのことはない締め付けの問題だ。

一時停車して、サドルを上げ走り出すが、やはり変な音とともにサドルが少しずつ下がる。カーボンがきしむ独特の音。サドルを諦めつつ、多摩サイを進んでいると、雨がパラパラ降りだしてきた。晴れの予報を裏切るスッキリしない天気だった。

10時頃に多摩サイのY’sロードにたどりつく、丁度開店したばかりだったので、サドルを相談しようと寄ったが、誰に声かけたら良いのか、わからない。面倒になり自分で再度、きつめに締めて出発。20分ほどロスしたか。

多摩サイを先へ。いつもの中央線先の折り返しも抜けて、その先の多摩サイへ。前回はすぐに間違えて観戦道路に出てしまったが、今回は先を行くローディの後を追い、無事多摩サイに戻れ、以降迷うことなく羽村堰までたどり着いた。45km地点。

休憩せずに先へ急ぐ。

青梅街道を進み、途中多摩川を渡り、前回の青梅駅方面とは違うルートにしてみた。

結果、これは正解で、実はこの日は青梅マラソンがあって、昼から通行止めになってしまった。多摩川南岸?を並走して吉野街道をひたすら進む。

11:45青梅街道と最初に交じるあたりで、通行止めを確認。吉野街道をさらに進む。このままいくと奥多摩近くで青梅街道を少しは通らなければならないはずだが、そこも通行止めだったら行き止まりかもという不安がよぎりはじめる。

奥多摩に近づくにつれ、車も少なくなり、さらに不安は募るが、今更引き返す訳にもいかずペダルを回し続ける。

いよいよ合流地点が近づく。右折禁止の立て看板。青梅方面へは抜けられないが、奥多摩へは行けるということか。

安堵とともに、最悪だめだったらUターンしておうちでゆっくり過ごすのもいいかななんて思っていたので、少しのがっかり。

昔キャンプでよったことがあるコンビニの交差点を左折し、奥多摩へ。

もえぎの湯を素通りし、駅の横辺りを抜けて、最終コンビニまえのさらに小さいコンビニへ。ここは酒屋さんがもとなのだろう。アイスコーヒーが飲みたかったので、外から様子をうかがってあることを確認して今回はこちらにしたのだが、アイスカプチーノしかないと店員が申し訳なさそうに告げてくる。非常に残念だったが、奥多摩には不釣り合いの若い女子店員のすいませんとい表情に「大丈夫です」と強がって店を出て、最終コンビニで補給する。

70km地点。まだ3分の1

ランチ休憩も簡単に取ることに。すでに12:30過ぎ。この頃になるとようやく天気もよくなってきたので、太陽の当たる道端に座る。ベンチ的なものは見当たらない。

奥多摩の空

奥多摩の空

雲の切れ間からたまに覗く太陽の光が暖かい。すでに汗だくなので、止まるとまだ寒いので、少しの時間だが服などを乾かしつつ、オニギリを頬張った。

ここからは少しずつ上りがつづき、奥多摩湖のダムを過ぎると比較的平坦になる。トンネルをいくつか抜けて、奥多摩湖の湖畔にある売店でトイレ休憩。

ここまでで80km超。

上る前に少しでも軽くなろうと踏ん張る。

奥多摩湖畔

奥多摩湖畔

これから、もう少し湖畔を周り、いよいよこの先のヒルクライムに突入だ。

まだ、このときは元気であった。

つづく

route92

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