ホームロードその1「尾根幹」のルートがそらで言えるようになってきた。

ロードバイクに乗りたての頃は、多摩川サイクリングロードがホームだった。

多摩川沿いで景観もよく平坦なサイクリングロードはまさにロードバイク初心者にはうってつけの道だ。

二子玉川あたりから、多摩川沿いを遡上し、府中を超えて、国立付近で道が途切れるまでの家から約30kmを片道として、往復60kmのコースを飽きもせずに数ヶ月走り続けていた。

同じ道を走っていると少し飽きてもくるのだが、STRAVAというアプリを使い、毎回走りの質を確認することで継続することができた。

STRAVA上に自分の走行記録が蓄積されて、全国のロードバイク乗りの記録と比較することができる。多摩川サイクリングロードの「京王閣前ストレート」などの区間があって、その区間タイムで自分が何番目のタイムなのかなどがわかるのだ。

自分の過去の記録と比較してどれだけ早くなっているかもわかる。

過去の自分との勝負と、他人との勝負。この2つが走るたびに行えるのがSTRAVAの優れたところだ。

多摩川サイクリングロードは、ロードバイクを購入して3ヶ月は走り倒した。その走行回数は数十回にも及ぶ。それだけ走ると道の癖や、風向きなども体が覚えてくる。この状態まで来ると、まさに自分の道。ホームタウンならぬ、ホームロードになったと言えるだろうか。

しかし、そんな多摩川サイクリングロードとの蜜月も突然、終わりを告げる。

佐渡ロングライド210も完走し、調子に乗った私は、初心者のくせに多摩川サイクリングロードでは物足りなくなってしまったのだ。

そして、尾根幹へ浮気を始めるのだった。

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尾根幹

尾根幹は、正式名称は「南多摩尾根幹線道路」という。

多摩川を遡上し、調布駅付近の多摩川原橋で、多摩川から分かれて、19号線を西へ向かう多摩川原橋から、東京都町田市小山町の町田街道までを結ぶ道路の通称。

起点が町田市小山町、終点が稲城市百村とされている。

多摩ニュータウン南縁を東西に横断するこの道がロードバイク乗りに愛されるのは、そのアップダウンに富んだ飽きのこない道だからだろう。

STRAVA 「尾根幹TT」コースプロフィール

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STRAVA上の尾根幹は、稲城市役所を超えて、坂が始まる場所を起点として、12km先のくだりに変わり始めるトンネルまでを「尾根幹TT」の区間として設定されている。

コースプロフィール:総距離12.1km、勾配1%、高低差110m

プロフィールにしてしまうと、平均勾配はたった1%となってしまうが、断面図を見てわかるようにアップダウンで相殺されているからだろう。

実際走るとプロフィール以上の程よい走りごたえを感じる。しかも激坂はないので、初心者にちょうどいい。

多摩川サイクリングロードを離れてから、十数回ほど走っているが、このコースの特徴を頭の中で思い浮かべられるようになってきた。

頭の中の尾根幹

最初の信号から坂を登り、少し緩くなると最初の信号。そこで捕まった後は、直線の長めの坂を1.5kmほど登る。ここはまだアウターで。

坂を下り始めて、緩やかな右カーブも坂の余力を使ってぐんぐん進む。

すると前方に団地とバーミヤンが見えてくる。ここからが2つ目の坂だ。500mほどの短い坂だが、6%ほどの勾配はなかなか手強い。1つ目の坂の疲れも残っているのでアウターで限界をむかえてインナーローを使ってしまうとぱったりとスピードが落ちる区間。

この2つの坂をクリアすれば、尾根幹はほぼ終わったも同然だ。

長めの坂を下りきり、アップダウンが連続する区間を5kmほど軽快に走り抜ける。ここは多少無理をして速度を維持していく。気分はツールデフランドルのカンチェラーラだ。もちろん、それほどきついコースではないけど、自称パンチャーとして全力を尽くす。

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その後、長めの坂を下った後は、大妻女子大のヒルクライム600mほど、仮想カペルミュールとしてガシガシのぼる。週末にしか走ったことがないので、残念ながら女子大生に出あったことはない。

しばらく平坦で息を整えて、一気に坂を下った後は、最後の坂「ぐりーんうぉーく多摩前」500mを最後の力を振り絞ってのぼる。きつくはないが最後にダラダラとのぼる坂のイメージ。

登りきるとラストの直線に突入。道幅も広くなるが交通量も多くないので、猛スピードで走っても良い。が、足にきていてそこそこのスピードで走り抜ける。

そして、トンネルまでたどり着いてクールダウン。

尾根幹で拡がる無限の可能性

尾根幹の素晴らしいところは、ベースとなるコースの素晴らしさである。

それに加えて、尾根幹の終点から、関東の西にあるいろいろな峠へ行くことができる。

尾根幹を抜けた後、北上すれば、高尾山

西へ抜ければ、津久井湖、相模湖へ。そのまま道志みち

宮ヶ瀬湖方面を抜けていけば、ヤビツ峠へ。

その日の気分で、おまけの峠を決めることができる。

そんな、ロードバイク乗りのホームロードたる道、それが「尾根幹」である。

Route92

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