パリ~ニース 4thステージ シャバネル逃げる

パリ~ニース第4ステージは、クラシカル。ということで、上りもいくつかあるコースレイアウト。ジュリエナ~ロマン=シュル=イゼール 195.5km

大雪のキャンセルで休息明けのフレッシュな選手たちが快調に飛ばす。

まず、4人の逃げが形成される。そのなかには旧ユーロップカー、新ディレクトデータのヴォクレールがいた。

ゴールの25km手前の2級山岳まで、メイン集団と1:30の差で、逃げ4人が突入。しかし、ここからの上りで1人ちぎれ、また、1人ちぎれ、なんとか粘っていた1人もヴォクレールについていけず、そのままヴォクレールの1人旅がはじまった。

上りのあとの下りが終わっても集団はそれほど差をつめない。

しびれをきらした何人かが、追走をはじめる。その中にディレクトデータのシャバネル、そして、セップヴァンマルクというクラシックレーサーが入っていて、ヴォクレールに迫り、ついに追い付く。

ヴォクレールは最後の力を振り絞り、チームメイトのシャバネルたちをひき、お役ごめん。メイン集団に吸収される。

残り12kmくらいでタイム差は30秒程度だったが、メイン集団がお見合いをしている隙にシャバネル、セップヴァンマルクの鬼ひきで、一時タイム差は50秒までひろがる。

残り5kmちかくなるとしびれを切らしたカチューシャがトレインを組んでスピードをあげたが、シャバネルたちも限界を越えて粘る。30秒、20秒と徐々に差は縮まるが、ゴール1kmのフラムリュージュを越えても3人は先頭をキープ。カチューシャのトレインも残り3人程度、スプリンターのクリストフを勝たせるためのアシストが減ってしまった。残り10秒のタイム差だ500mを切るが、ここでコフィディスが温存していた足を使い、残り300mで、シャバネルたちを飲み込んだ。惜しい!

そのまま、メイン集団の中のスプリンターたちの勝負がはじまり、2ndステージで降格したコフィディスのブアニがゴール。グライペルらが後に続いた。

雪辱を果たしたブアニのゴールポーズが気合い入りすぎててひいた。

シャバネルの力走が今回の見せ場であった。グライペルはまだまだ本調子ではなかった。

コンタドールは、まだその力を蓄えているといったところか。


Route92

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