ジロ・デ・イタリア14日目 超級山岳クイーンステージは戦争だ。

ジロ・デ・イタリアも14日目

いよいよ今日は超級山岳、クイーンステージ。

総合争いの激化が予想される。

コースレイアウト

14th Stageコースレイアウト

まるでノコギリの歯のような断面図の14Stage。

上りの多さが見て取れる。

6つのカテゴリー山岳があり、1級山岳は2つ。

特に後半に控える1級山岳から最後の2級山岳にかけて総合争いの激化が予想される。

そして、残り5km付近には、短いながらも勾配19%の坂が選手たちを待ち構える。

レース実況

序盤

中継は残り125kmからスタート

中継が始まる前にデマールがリタイアしている。

集団はモビスターがコントロール。

昨日マリアローザを獲得したアマドールも綺麗にラインを作っている。

逃げは昨日に引き続いて大きめの集団。メインとは6分ほどの差。

山岳賞を狙うクネゴも入っている。

残り118km地点

イアムのデニフルがアタックしたところで、クネゴがチェック。

残り300mでデニフルがアタック。クネゴがチェックして、カウンターでスパート。

一気に突き放しそのまま1級山岳ポイントはクネゴがトップ通過。

2級山岳

ダニエル・ロペス・ガルシアがトップ通過。

2級はクネゴはあまり気にせず5位通過。

3級山岳

特に大きな動きはない。今回山が多すぎる。

逃げからメインまでは9分近くまで広がっている。

メイン集団はモビスター1直線で、アスタナがその後ろに綺麗に並んでいる。

残り83.2km地点

ゴール地点を先頭のルーベンプラサ(オリカ)

が通過。

20秒ほど遅れて、3人のチェイシンググループが通過。

1分遅れで、11名の次の追走集団が通過。ここにクネゴが入っている。

いくつかの山岳を超えるうちに、チェイシンググループからクネゴが消えてしまう。

どうなったのかは、中継でも触れられない。。。

残り50km

ルーベンプラサが先頭のまま、2つ目の1級山岳に突入。

チェイシンググループとの差は2分。メインとの差は9分。

しばらく見なかったクネゴもチェイシンググループに追いついた。

クネゴが追いつくクネゴが追いつく

先頭ルーベンプラサの足が急速に止まってくる。

チェイシンググループとの差も1分を切り、30秒を切りあっという間に追いついてくる。

今度は山岳2位のデニフルが遅れているようだ。

チェイシンググループを引くのは現時点でバーチャルリーダージャージのシュートソー。

クネゴはチェイシンググループから遅れてしまう。

メイン集団もペースを上げて脱落者を増やしながら、タイムを縮めて6分差ほどに。

ニーバリ、バルベルデ、アマドールなど12名に。

1級山岳メイン集団も徐々に小さく

1級山岳メイン集団も徐々に小さく

先頭はシュートソー、アタプマの2名に変わり、

これまで逃げていたルーベンプラサが30秒遅れに。

メイン集団では、マリア・ローザのアマドールが脱落。1日限定のマリア・ローザとなりそうだ。

山頂は、シュートソー、アタプマがそのまま通過。

ニーバリ、バルベルデたちのメイン集団との差は4分遅れまで縮まっている。

残り40km

ダウンヒル。

逃げと集団との差は4分のまま進む。

プライドラーが追いついて逃げは3人に。

メイン集団から遅れていたアマドールがダウンヒルで一気に追い上げ、メイン集団まで追いついた。

最後の2級山岳

11.5km 平均勾配5.8% 最大勾配14%。

逃げ3名が突入。残り30km。集団との差も4分。

メイン集団は、アスタナのスカルポーニが引き、ニーバリ、バルベルデ、クルイシュウィック、マイカ、チャベスと続いている。

アマドールは最後尾についていくのがやっとか。

ニーバリがアタック。

ニーバリアタックニーバリアタック

クルイシュウィックとチャベスのみが追走。

ウラン、マイカ、ザッカリンが少し遅れる。

その後ろにバルベルデ。20秒差。アマドールが合流してバルベルデを引く。

ニーバリ、クルイシュウィック、チャベスは強調してペースアップ。

バルベルデとの差は30秒差まで開いてしまう。

アマドールは力尽きて遅れ始め、バルベルデ一人で引く展開。

逃げからはアタプマが飛び出しペースを上げている。

ニーバリグループには、ザッカリン、マイカも合流。

バルベルデを残して総合勢がペースアップバルベルデを残して総合勢がペースアップ

ニーバリグループから、クルイシュウィックがアタック。

チャベス、ニーバリがなんとか追走する。

マイカ、ウラン、ザッカリンはその後ろへ。

クルイシュウィックがアタッククルイシュウィックがアタック

チャベスはジャンプして、クルイシュウィックに合流。

ニーバリもペースが上がらない。

総合争いが大きく動き始めた瞬間だ。

ニーバリ、バルベルデの本命二人が大きく遅れた。

山頂はアタプマが単独で通過。

総合勢は、クルイシュウィック、チャベスが1分遅れ、ニーバリが1分30秒。

そして、バルベルデはなんと3分遅れまでタイム差を広げてしまう。

バルベルデ遅れる

バルベルデ遅れる

ダウンヒル

ダウンヒルは、割と道幅も広く、緩い下りという形なので、あまりタイム差は動かない。

バルベルデも3分差のまま。

アタプマ

アタプマ

残り5.1km

最後の最後に19%の坂が待ち構えている。

通称「猫の壁」

猫の壁

猫の壁

アタプマが後続と20秒差で突入。

チャベス、クルイシュウィック、プライドラーが続く。

シュートソーが遅れ、ニーバリがパス。

ニーバリ

猫の壁はラルプデュエズ級の人混み。ニーバリが掻き分けながら進む

3分遅れて、バルベルデが突入。アマドールはここで足を使い果たす。

残り2km

アタプマがついに吸収。

アタプマついに吸収

アタプマついに吸収

クルイシュウィック、チャベス、プライドラー、アタプマの4人に。

ニーバリは17秒差。

バルベルデは3分20秒差まで広がってしまう。

ゴール前

プライドラーが飛び出す。

プライドラーが早めに仕掛けるプライドラーが早めに仕掛ける

チャベス、クルイシュウィックが続く。

残り125m

チャベスのスパートが伸びる!

チャベスのスパート

チャベスのスパート

クルイシュウィック、プライドラーでフィニッシュ。

ニバリは36秒遅れでフィニッシュ。

ザッカリン、マイカが2分28秒遅れ。

その後ろにウラン。

そして、バルベルデ、ポッツォビーボグループちょうど3分遅れ。

アマドールも大きく遅れてフィニッシュ。

総合順位も大きく動き

  • 1位クルイシュウィック
  • 2位ニーバリ 41秒
  • 3位チャベス 1分32秒

バルベルデは、一気に3分6秒遅れ。

ラスト1週間で巻き返せるか。

明日の個人山岳TTで活路を見いだせるか。

Route92

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