今週末パリ~ルーベ2016を見逃せない理由

ツールデフランドルの興奮も冷めやらぬまま、春のクラシックレースは毎週末開催される。

今週末は、いよいよパリ~ルーベ。

石畳だらけのコースレイアウト。

257.5kmに石畳の区間がなんと27個。

石畳の総距離は50kmを超える。

その過酷さから、クラシックの女王という異名がある。

見逃せない理由1 ドSの女王に挑むドMのクラシックレーサーたち

石畳のつらさ、ぴんとこない人もいるかもしれないが、石畳の上を走るのは非常に過酷。

ヨーロッパの石畳は農道としても使われるため、大型トラクターでダメージを受けて、非常に荒れている。その上を時速40kmオーバーで走るのだから、選手は常に激しく揺さぶられているのだ。

しかも、雨でも降ってしまったら、濡れた石畳はスリッピーになり、落車の危険が著しく増す。実際、落車は毎年起こり、集団で巻き込まれてしまう危険もある。有力選手も実力以上に運が必要になる。

ツールデフランドルでもいくつかの石畳があったが、パリ~ルーベはそれ以上。特に後半に集中しているので、そこに入ってからは常に誰か落車しないかとハラハラする。

なので、パリ~ルーベホラー映画のような楽しみ方もできるので、おすすめだ。

見逃せない理由2 自転車でホラー

さて、次に有力選手ですが、やはり、カンチェラーラ。

ヘント~ウェベルヘム4着、ツールデフランドル2着と惜しい結果が続いているので、ここで勝って欲しい。カンチェラーラがモニュメントと呼ばれるクラシックレース5つに勝つ最後のチャンスかもしれない。カンチェラーラは今季限りで引退を表明しているのだ。

そして、宿敵トム・ボーネンも今年は健在。カンチェラーラとの直接対決も残り少ない。

見逃せない理由3 トム・ボーネンとの宿命の対決。

そして、若手の台頭も著しく、サガン、セップヴァンマルクという好敵手。

さらに、ラースボームやクフィアトコースキー、テレプストラ、クリストフ辺りだろうか。

個人的には世界TT王者トニーマルティンの初挑戦に期待している。

見逃せない理由4 最後の最後まで展開が読めないほど、力が拮抗している有力選手が揃っている。最後まで飽きないレースが楽しめる。

個人的には、パワーのある選手に独走で勝ってもらいたい。

セップヴァンマルクにもそろそろクラシックの栄冠をと思うが、やはり、今年最後のカンチェラーラを応援したい。

パリ~ルーベ2016の結果はこちら

Route92

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