ロードバイクに乗り始めてから、しばらくして、ビブショーツが気になっていた。
腰で履くパッド入りのサイクルパンツはクロスバイクの頃からしっかり履いていましたが、ロードバイクに乗り始めるとポジションが前傾である事や運動量が増えて動きが大きくなったためか、サイクルパンツが少しずれる。特に上りでダンシングした後、サドルに座ろうとした時に、お尻の部分が引っかかることがあった。
サイクルパンツが下にずれ、余った布がサドルの先端にひっかかってしまい、さらにずれる。という悪循環が起こる。
肩ひもで釣り上げるビブショーツなら、常にパッドが最適な位置を維持でき、この問題が解消される。
そしてそもそも、ビブショーツは、そのフィット感、パッドのクオリティなども、サイクルパンツなどよりは優れているはず。
そんなビブショーツの世界にいよいよデビューしました。
しかも、サイクルウェアの最高峰ASSOSアソスのビブショーツ。
Tokyoの三宿にあるASSOS PRO SHOP TOKYO WESTへ、仕事帰り立ち寄りました。
ASSOS アソスビブショーツの3シリーズ
ASSOS PRO SHOP TOKYO WESTは、アソスの最新商品が綺麗に陳列されている。
アソスのビブショーツの最初の1枚は、3つのシリーズから選ぶのが普通だろう。
店員さんにまず勧められたのは、T.NEOPRO。
T.NEOPROはエントリータイプ。
アソスのビブショーツの中では、もっとも安い。が、約21,000円。
はっきり言って、私のようなものには高価である。
そして、次にT.EQUIPE。こちらはレースタイプで、よりタイトなフィット感。
アイスカラートリートメントという特殊な加工を採用していて、夏場に日光を吸収して温度が上がるのを防ぐ高価や、パッド部分が男性的に収まりの良い構造になっているらしい。
こちらは、約28,000円
最後に、T.CENTO。コンフォートタイプ。ロングライド向け。パッドが2mmほど他よりも厚く、フィット感もゆったり。パッドはより男性的に収まりの良くなっているそうだ。
値段は、38,000円とぐぐっと上がる。
私が気になったのは、T.EQUIPE。
エントリーグレードのT.NEOPROは、いわゆるアソスの入り口だろう。確かにそうだろうが、他の2つにくらべて特筆すべき機能がなく、これでおそらく最初は満足できるだろうが、乗り続けているうちに、もう一ランク上げておけばよかったと後悔することが想像される。
7,000円で、レースモードで特殊加工な生地を手に入れられるなら、最初からそちらを買った方が逆に経済的だ。
コンフォートタイプのT.CENTOだが、こちらはロングライド向けで快適重視というところが男には刺さらなかった。
店員さんへのヒアリングで、以上の情報を手に入れた私。値段もバラバラ、用途も違う。
今の私は、レースなどでないし、ロングライド、旅乗りをしたいと思っている。
しかし、多少、不自由を甘んじて、ロードバイクは速く走る乗り物であるはずだ。
快適さだけを追求するならロードバイクではなく、タイヤの太いグラベルロードなどに乗るべきである。
やはり、ロードバイクでいつかレースに出たくなるかもしれない気まぐれな自分の心変わりに備えて、レースタイプをチョイスした方がいいのではないか?そう思い始めていた。
ASSOSアソス ビブショーツのサイズ感
そして、早速、試着をさせてもらった。
本命のT.EQUIPEと、比較のため T.NEOPROをチョイス。
すると、店員さんの意外な一言。
「Sサイズがちょうどいいと思いますよ」
「Sサイズ!?」
ちなみに、私のサイズ
- 身長178cm
- 体重 68kg
- 中肉中背
通常はLサイズ。ものによってたまにMサイズ。Sサイズは来たことがない。
海外ものでもMサイズがいいところだ。
店員さんの見立てを信じて、まずはSサイズのT.NEOPROから試着。
多少ゆったりというモデルのはずだが、足にはピタリとはりつくフィット感。
肩ひもをかけると多少窮屈さを感じる。(Tシャツ・下着着用での試着)
はじめてのビブショーツ。体に吸い付くような着心地でした。
ただ、若干肩ひもが窮屈に感じた。
ただ、ロードバイクに乗るポジションのように前傾姿勢をとると、肩ひもで釣られている窮屈さは軽減される。
前傾姿勢を前提にデザインされているのだ。自転車に乗り始めてから、特にスポーツアパレルの機能性には常に驚きを感じている。通気性はもちろん。動きを前提に設計されている構造は本当にきめ細やかだ。
これでも十分満足だが、本命のT.EQUIPEもSサイズを試着。
ビブショーツのタイトな着心地は、まさにスーツを装着するような感覚だ。
エヴァンゲリヲンのプラグスーツのイメージが思い浮かぶ。
自分の体に合わせて生地が伸縮して、肌と一体化するような感覚。
肩ひもに腕を通すと、さらにその感覚は大きくなる。
レースタイプということで、かなりタイトなフィット感を想像していたが、まったく感じない。最初に試着したT.NEOPROよりも、体にしっくりくる気がする。
これについては「人それぞれの感じ方の違いかもしれない」と店員さん。
Mサイズでもいいかもしれないということで、 T.NEOPROのMサイズも試着させてもらう。確かに肩ひもの部分は、Sサイズよりゆるくなったが、店員さんの見立てでは、お尻の部分が多少ゆるくなっているので、Sサイズがよいだろうということでした。
最後にT.EQUIPEの Sサイズを試着し直して、店員さんに自分では見えないお尻部分のフィット感を確認してもらう。すると、ここでまた意外なひとこと。
「XSサイズでもいいかもしれないですね。」
「!」
ただ、実際着ている自分としてはこれ以上小さいと足のタイト感が強くなってしまうのではないかと思ったので、店員さんに告げる。
すると、「Sサイズでももちろん問題ないと思います」とのこと。
若干悩むところだが、あまりタイト過ぎてもレースに出ない私には攻撃的すぎる。
決断する。
T.EQUIPE Sサイズ。
これに決めた!
それがこちら。
¥28,512 (税込)
高い買い物だが、試着をしてジャストサイズを手に入れることができた。
店員さんに感謝。
ASSOSアソスのタイトなビブショーツに足を通すと戦闘モードのスイッチオン。
しかし、窮屈な感じはなく、生地の触り心地や、パッドの感触はスムース。
ストレスなく、すーっとまたがったロードバイクの乗り心地は、まるで高級車のように感じる。
これまでのサイクルパンツが、カローラだとすれば(コスト的にも)
ASSOSアソスのT.equipeは、ビブショーツ界のロールスロイスである。
ちなみにASSOS PRO SHOP TOKYO WESTですが、
1階には、TOKYO Wheelsという、自転車セレクトショップもあります。
narifuri, 7mesh, そしてASSOSなど自転車ウェアからシューズまで、たくさんイケてるアイテムが並んでいてウィンドウショッピングが楽しめます。
東京と大阪にリアルショップはありますが、通販サイトも展開しているので、気になったら全国の方も購入できます。
ASSOSも通販で取り扱っています。
商品画像もモデル着用で購買欲をそそられて困ります。
T.EQUIPE
T.NEOPRO
近くにSHOPのない方へ、参考までにサイズ感をもう少し伝えると、ASSOSアソスのビブショーツのサイズ感は178cmでSサイズ。Mサイズでももちろんそれほど大きいという感じはありません。
身長で合わせるよりも、ウェストで合わせた方が良さそうです。
多少ウェストが大きい方はMサイズ、Lサイズとすると良いと思います。肩ひもはタイトなので、身長が小さめでも緩いということはないと思います。
Route92