ジロ・デ・イタリア5日目は、細長いイタリアの内陸部を北上していく。
海沿いのイタリアの風景も綺麗だが、自然が豊富な山岳エリアも見所である。
コースレイアウト
全長233kmの起伏の激しいコースレイアウト。
最初から35kmの上りから始まり、しばらくは平坦。
100kmを過ぎたあたりからがアップダウン。そして、ゴール前は下り基調でハイスピードのレース展開が予想される。
強烈なダウンヒルの逃げをみてみたい。
レース実況
序盤
中継は残り100km地点から始まった。
ここまでは4人の逃げが形成されて、メイン集団とは5分差というところ。
BMCのオスがいきなり血だらけ。
激しく落車したようで、ジャージも破れている。
にもかかわらず、逃げに乗っている根性もなかなかすごい。
残り60km
逃げ4人のまま、淡々とレースは進んで行く。
集団との差も4分程度とそれほど変わりがない。
残り50km
ゴールまで下り基調に入り、スピードがぐっんとあがって77km/hで逃げが進んでいる。
当然、集団もペースがあがっているので、タイム差も2分程度まで縮まってきている。
ところで中継を見ていて気になったのだが、チームスカイのブルーが若干薄い。
パステルカラーになってしまったのか。ウェアもボトルも車体の色もパステルブルー。
残り40km
下り基調の時速70kmの超スピードで進んでいるので、あっという間に距離が短くなっていく。メイン集団もスピードがあがって縦に細長く延びる展開。
タイム差も1分半程度までちぢまっている。
残り30km
集団もすぐに捕まえるという感じではないので、1分半のまま。
4人のうちプロコンチネンタルの選手は若干辛くなってきたようで、ローテーションを外れることもしばしば。
残り20km
まだ逃げは粘っているものの、タイム差は30秒差までちぢまっている。
ロットソウダルが集団を牽いてペースをあげている。
ここで、集団後ろで落車。。。
痛そう。
さらに、マイカ(ティンコフ)もメカトラブルで遅れる。
総合優勝も狙っているだけにアシストが牽いて集団に戻ろうとする。
集団後方にはなんとか戻る。
残り10km
依然、4人は逃げ続けているが、タイム差は30秒を切っている。
集団のポジション争いが激しくなる。
街中に入った周回コースは90度コーナーも多く、結構テクニカルなので、危険回避やスプリント勝負に向けて前の好位置を取りたい。
街中の周回コースは石畳で上り基調のゴール前
ここで逃げも吸収される。
この上りだとピュアスプリンターよりは、パンチャーのような一発のアタックが強い選手が良さそうだ。
グライペルなど相性が良さそうだ。
と思ってたら、前から3番目まであがってきている。
トレックのニッツォーロもその後ろにつけている。
マルセル・キッテルは、すでに後方に落ちてしまったようで、今日は戦線離脱。
残り1km
カチューシャの選手が落車して、すこしばらける。
900m坂に入るとグライペルがすこし遅れた。
そのまま、ポッツァートなどが先頭を行く。
残り500m
グライペルに火がつく。
一気にペダルに力を込めて前に出ると、3車身くらい離す。
誰もついていけず、差を広げながらゴール。
上りスプリントをパワーでねじ伏せたグライペルが圧倒的な勝利!
オスも頑張ったが、とにかくグライペルは強かった。
ちなみにベテランのクネゴも山岳ジャージを守り切った。
Wiggleジロ・デ・イタリア⒋賞ジャージ
海外通販サイトのwiggleでもジロ・デ・イタリア特集が始まっていて、マリア・ローザや山岳賞ジャージが1万円くらいで売ってますね。ちょっと欲しい。
ピンクが似合う男になりたい。
Route92