ジロ・デ・イタリア2016
2日目もオランダ。
このステージの注目は、初日のステージ優勝トム・デュムランを11秒差で追う世界的スプリンターのマルセル・キッテルが逆転できるか。タイムボーナスだけではタイム差を縮めることは難しいので、3日目に持ち越す可能性も高いが、早めにマリア・ローザを着ておきたいだろう。
もう一人、14秒差のカンチェラーラもキャリア最後に初のマリア・ローザを狙いたいだろう。この2人に注目して観戦していた。
コースレイアウト
190kmの平坦コースで、特に難しいところはないスピードコース。
ゴール前の集団スプリントが見せ場か。
序盤
アクチュアルスタート直後に3名のアタック。
地元のチャリンギ(ロットNLユンボ)、ベルラート(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、フライレ(ディメンションデータ)。
このままアタックが成功し、逃げが成立する。
中継が始まった90km地点で、約8分差。
しかし、このまま何事もなく、平和にレースは進んでいく。
130km、148kmのスプリントポイントも3名で仲良く進み、ポイントを分け合う。
そして、今大会初の山岳ポイントに差し掛かると、山岳賞ジャージが着れるということで、山岳ポイントでは、強調していた三人がスプリント勝負。フライレが山岳賞を取る。
ゴール前20km地点まで3名の逃げが捕まらずにいたが、いよいよ集団が迫ったところで、ベルラートが敢闘賞狙いか、単独で逃げる。
何度か、アタックをしかけたが、残りの2人に何度か潰された後にようやく成功。
ゴール前スプリント
ゴールは2周の周回コース。
ベルラートが1人で180kmを逃げ続けたが、残り1周の1km手前で捕まり、いよいよ最後の1周へ突入する。
メイン集団は、ジャイアントアルペシン、ロットNLユンボ、キャノンデール、チームスカイ、モビスターが戦闘に出てエースを守る展開。
残り5km。
展開は大きく変わらず、総合系がエースを守りながら戦闘をキープしている。
優勝最有力候補のマルセル・キッテルを抱えるエティックス・クイックステップは鳴りを潜めている。
徐々にデマールを率いるエフデジが前に出てくる。
残り4km。
エフデジが左端にラインを形成している。
残り3km
ようやく、エティックスクイックすステップも出てくる。
残り2km
オリカグリーンエッジも割り込もうとするが、キッテルがうまくラインをつなげた。
エフデジvsエティックスクイックステップ
残り1km
エフデジが前に出て、デマールを牽くが、その後ろにキッテルがうまく番手についている。
残り500m
キッテルがガツンと踏み、一気に飛び出て、そのままゴール。
ほんの少し踏んで、5mくらい差を広げたと思ったら、そのまま誰も寄せ付けずにゴール。
終わってみれば、キッテルの楽勝でした。
Route92