ロードバイクにどハマりできる神アプリ Strava

自転車は孤独なスポーツでもある。

もちろん、人の後ろについて走れば、天国を味わうことができるが、それでも自転車を進めるのは自分の足がペダルを回すからで、エンジンである自分が音をあげれば、たちまちオーバーヒート、自転車は止まってしまう。

極端な話、ロードバイクは「脳」の競技とも言える。自転車をとめるのはいつでも自分であり、自分の「脳」がストップすることを選択するのだ。体力の限界ももちろんあるが、そこまで走る前に、「脳」が音を上げてしまうこと、もしくは、もういいやと流してしまうことは多い。流し始めたらもう終わり。帰るまでの移動が作業になってしまい、ロードバイクの楽しさも半減してしまう。

ポタリングや目的地までを友人たちとワイワイ乗るときの自転車は楽しい。イベントライドだから、寄り道したり、風景を楽しんだり、自転車以外の楽しみも多い。

そんなイベントライドの機会がないときは、一人で自転車に乗る。そんなときは、自分の限界よりちょっぴり速く、つまり、ちょっとつらいくらいで、走り続けているときが、楽しい。「脳」が自分の今日の体力とルート、天候を総合的に分析して、いま出せる力を継続できるギリギリのバランスでペダルを回し続けている。そんな乗り方ができた日は、家にたどり着いた時の心地よい疲労感とともに、達成感に包まれ、非常にハッピーな気分になる。

そんな孤独なロードバイクの自己満足を促進する媒介となるアプリがある。

Stravaだ。

これに出会うまでにいろいろな自転車アプリをダウンロードしたが、圧倒的にstravaが優秀であり、継続して利用している。

サイクルコンピュータは、今の管理だとすれば、Stravaは過去と未来をつくるアプリである。

特に優れている機能は以下の3つ。

  1. ルート記録
  2. セグメントランキング
  3. ゆるいSNS

まずは、1.ルート記録。自転車乗りに最初に欲しい機能はこれだろう。自分の走ったルートとその走行距離、上昇高度、平均時速など、その日のライドが自動的に残る。

ガーミンがあれば、もちろんこの機能はありますが、Stravaは無料でも使えるので、ガーミンは高くてちょっとという人におすすめ。

つぎに、2.セグメントランキング。strava上にはいろいろな人が作成したセグメントという区間が多数登録されています。そのセグメントと同じルートを走った時、自動的にそのセグメントでの自分のLap timeをStravaは残してくれ、自分が全体ランキングの何位なのか、また、何度も通ったルートであれば、過去の自分のLap time履歴をすべてランキングで並べてくれる。この機能が一番「脳」に効く。他人とのランキングももちろんだが、なかなか早い人には勝てないもの。しかし、過去の自分には結構勝てる。自分の成長が明らかなデータとともに提供される。自転車は乗れば乗るほど、少しずつだが速くなる通説も目の前の事実で立証され、また走る気になるし、同じコースを走ることが、退屈さからチャレンジへとStravaは変えてしまうのである。

最後に3.ゆるいSNSだが、セグメントランキングを見ていると、自分と同じくらいのタイムの人が気になってくる。その人のアイコンをクリックすると、同じようにルート履歴をみることができる。元々セグメントでルートが被っている人なので、同じエリアを走ってる人なわけで、とてもルート設定の参考になる。自分が知らないルートを走っていたり、さらに詳しく見ているとちょっとした登り坂ポイントや自転車専用ルートを見つけることができる。そうやって今度自分が走ってみたいルートをつくることができる。

とにかく、自転車に乗るたびStravaにルート記録をしていれば、過去の自分との戦いや、未来の自分がルート設定が簡単にできてしまう。単調な一人乗りを劇的に「脳」に楽しいものに変えてしまう。

Garminがあれば、自動的にstravaにログデータをアップロードできるので、携帯でアプリ起動しなくてもよいので、携帯の電池を気にしなくて済むので、さらに便利になるのも、最後に付け加えておく。

Route92

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