2015年の3月にクロスバイクを購入して以来、自転車通勤を続けて、ついに1年が経った。
春から始めたので、とてもいい季節からだったが、暑い夏、秋、そして、心配していた寒い冬も無事通過できた。
自転車通勤といっても15分くらいの距離なので、疲れる、汗だくになるという距離ではなかったので自慢にはなりませんが、それでも無事故・無違反で自転車通勤を1年間やり遂げたのはなかなか感無量であります。
1年間、自転車通勤をして良かったこと
普段から、電車にまったく乗らなくなる
首都圏に住んでいると電車網が発達しているので、山手線をはじめ、地下鉄も駆使すれば、大体どこへでもいけます。自転車がなかった頃は、当たり前ですが、都内の移動は電車。そして、場所によってはバスを使っていました。
しかし、自転車通勤を始めてからは、雨が降っていない日は基本的に電車に乗りません。
お台場、池袋、横浜、どこへでも自転車で行くようになりました。30kmも乗れば、行きたいところにいけてしまうくらい実は東京は狭いのです。
1時間半くらいの自転車は晴れた日は気持ち良く、電車やバスを待つという受け身の時間もなくなるので、ノーストレスです。信号待ちはありますが、ちょうどいい休憩です。
交通費は圧倒的に使わなくなる生活スタイルに変貌しました。
寄り道ができる
自転車通勤で、とても良いところは、電車やバスでは駅で降りて歩くことを考えるとなかなか寄り道は面倒臭いものです。それが自転車となると止まるのも、ちょっとした移動もすべてスイスイ進めます。
会社帰りに自分の住んでいない街の商店街に行ったり、銭湯に行ったり、自分の家を通り過ぎて、渋谷や新宿までいったり、病院や区役所、銀行などの用事を済ますのも楽チンです。
基礎代謝が上がり、ダイエット・健康になる
今の倍くらいの距離、つまり20分以上の自転車通勤がベストだと思いますが、15分程度の自転車通勤でも、体を動かす習慣が身につくことはやはり健康に良かったです。
1年経って、ロードバイクも乗り出したこともありますが、5kgくらいは体重が落ちましたし、足は筋肉が締まって細硬くなりました。上半身はあまり鍛えられていませんが、足という大きな筋肉を使うことで1日の消費カロリーが多くなったため、自然とダイエット効果を得られています。
1年間、自転車通勤をしてわかったこと
車道を走ろう
当たり前ですが、自転車は基本車道を走る乗り物です。
歩道は狭く、段差も多いので乗り心地が悪いです。しかも、通行者にとって自転車は迷惑でしょう。
最初は自動車が強いということもあるかもしれませんが、慣れればどうってことはありません。
車道の駐車を避けるときは、車にアイコンタクト
車道を走るときの注意は、スピードが速い車たちにはうまく自分の存在をアピールしてから動くこと。
まっすぐ進んでいる分には問題ないと思いますが、駐車を避けるときなどは、右を見て次に来る車の運転手に向かって目線を送りましょう。そうすると向こうもスピードを落としてくれ、車を避けるとき膨らむ余裕をつくってくれます。
人は目があうこと、ものに注意を払う性質があるので、これはとても有効です。
雨の日は乗らないほうがいい
雨の日の自転車通勤は極力避けたほうがよいでしょう。
服が濡れます。
朝から気分が悪くなります。
自転車が濡れてしまい、錆びたりします。
事故の危険が高まります。
いいことないです。
傘をさして乗るのは絶対にやめたほうがいいです。
自転車は移動手段ではなく、趣味なので気持ち良く走れない日は乗らないほうがいいです。
人と競わないほうがいい
自転車通勤を始めてわかりましたが、自転車通勤の人は思っている以上にいます。
すると結構同じ方向に進む人と並走するようになるのですが、結構、これ見よがしに抜いていこうとする人が多いです。しかも、そんな人たちは信号無視をしがちです。普通の格好で自転車を汗だくで飛ばしていきます。なんか抜かれるとついつい男の子的な感情を覚えることもありましたが、無視して自分のペースを守りましょう。
しかも、そういう人は一生懸命漕いでる割にはそんなに速くないです。
そして、しばらくすると遅くなるので、普通に進んでいても抜きそうになってしまうぐらいです。
一度、それで抜いていったら、信号で止まっていると信号無視して走っていき、また追いつくとスピードを上げる。
で抜くと、無理やり追い抜こうとする。かなりうんざりしました。
レースを仕掛けてくる変な人は気にせず、自分のペースで。抜くときは気付かれないようにいきましょう。
か、もう別の道に行こうかなと思います。
電車で嫌な人がいてもなかなかルートを変えることはできませんが、自転車なら一本裏道に入ってもさほど遠回りになりません。
冬は寒いけど、あったまる。
冬、寒いです。でも自転車乗っているとあったまります。
上着は風を通さないもの、手袋をするのがオススメです。
夏は暑い。
一方で夏は暑いです。薄着しても変わりません。
スローペースで行くか、汗がきになる人は着替えを持っていってもいいくらいですね。
最後に、自転車は楽しい
通勤だろうが、休日のポタリングだろうが、ロングライドだろうが、自転車に乗るのは楽しい時間です。
自転車を移動手段と考えている間は、面倒臭い移動と思ってしまいがちですが、趣味の時間だと思い始めることができた瞬間から、すべての移動が楽しみになります。
それが、自転車のいいところでした。
Route92