フレッシュワロンヌ2016観戦! 新城幸也が解説。バルベルデ3連覇なるか?

アルデンヌ三部作。第二部フレッシュワロンヌ。

2016年は、平日4/20水曜日の放送開始。

フレッシュワロンヌは196kmとクラシックレースとしては最短で、ユイの壁以外の部分は平坦も多いので、2時間強の放送時間が想定されるので、平日の夜でも比較的見やすいレースです。

また、今回の放送には、怪我の療養で日本に帰っている「新城幸也」選手がゲスト出演。

フレッシュワロンヌ出場経験のあるうえに、現役バリバリの選手の解説は、なかなか聞きごたえがある。

そんな新城選手でも、ヨーロッパの集団の速さは異常だと最初は感じていたというのもなかなか興味深い。

今では、新城選手が集団を牽いてることもあるので、本場のレースで揉まれるってことで、格段に強くなったんだなと。

レース実況中継

放送は、フレッシュワロンヌの目玉である1.3kmの平均斜度9%、最大斜度26%の激坂「ユイの壁」の1回目が終わり、周回の残り80kmをちょっと切ったところ。

逃げ10人ほど形成されていた。

注目選手

まずは、昨年の覇者モビスターのバルベルデ。

次に、カチューシャの坂大好きホアキン・ロドリゲス。

この二人のおじさんが最有力か。

他には、ティンコフのクロイツィゲル。

3年前に2位のチームスカイのエナオモントーヤ。

BMCのジルベール。骨折している手が心配。

ランプレのルイ・コスタ。

ロットソウダルのトニー・ギャロパン。

レース中盤

逃げ集団10人は、集団と2分強の差で進んでいる。平坦コースで徐々に集団につめられながら進んで行く。

残り55km。少し長めの坂に差し掛かったところで、逃げの中からペースをあげる選手が出て、逃げがばらけてくる。

メイン集団は、リーダージャージ1をつけるバルベルデ率いるモビスターがコントロール。スカイとBMCも前のポジションを抑えている。

坂を終わる頃には、逃げも4名に絞られた。

コート・ド・ソリエール

今年から追加された坂区間コート・ド・ソリエール。

登坂距離が4.3kmと比較的長い坂で、2回登場する。ここをクリアしてからユイの壁まで10km。最終周回のコート・ド・ソリエールがアタックする可能性もある。

集団はこの坂の直前からペースをぐぐっと上げ、落車が発生。トレックのエース・シュレックが巻き込まれ、リタイア。

坂をクリアする頃には、逃げと集団の差が1分30秒に縮まっている。

ユイの壁 2回目

フレッシュワロンヌ ユイの壁2回め

フレッシュワロンヌ ユイの壁2回め

残り30km。最大26%の激坂を上逃げ4名。

坂の途中で勾配がきつくなると2名が先行する。

BMCのディディエとディメンションデータのカミングスが先頭で坂をクリア。

残りの2名が遅れて通過する頃には、メイン集団から飛び出してきた2名が合流して追走する。

坂をクリアして、しばらくすると逃げのカニングスが独走を始める。

フレッシュワロンヌ カニングス独走

フレッシュワロンヌ カニングス追走

昨年のツールドフランスの第14戦で優勝している。

残り26km。

集団とは、50秒ほどの差まで縮まっている。

追走にはモビスターの選手が一人。メイン集団を牽かないために送り込まれたようだ。

ということでカチューシャが集団をコントロール。

しかし、5km程度で追走は吸収され、再びモビスターが先頭を牽く。

カチューシャ、モビスターの2チームでレースをコントロールし続ける。

残り17km

逃げ続けていたカニングスも吸収。

モビスターがペースを上げまくり、どんどん選手が脱落していく。

残り14kmロットソウダルから1人飛び出しアタック。

すぐに吸収されるが、また別の選手がアタック。

モビスターのアシストがチェックして、

ジャイアント、エティックス、モビスターの3人の逃げが形成。

さらに少し遅れて6名の追走も形成される。

カチューシャ2人、モビスター。そして、オリカ・グリーンエッジのエース・アルバジーニも入っている。

コート・ド・シュラーブ

残り7km。ユイの壁の前にある小さな坂。1.3kmと距離は短いが平均勾配8.1%となかなかキツイ。追走もここで吸収。

逃げとの差も11秒まで。

坂の終盤で、ロットソウダルのティム・ウィレンスが集団から飛び出す。

アムステルゴールドレースでも終盤の逃げで見せ場を作り、敢闘賞を獲得している。

逃げ2名、追走ウィレンス10秒差から一気に縮めて、一気に追いつく。

集団も小さくなり、エティックスが牽き、カチューシャがペースをあげる。

ユイの壁まで600m。逃げも吸収された。

ユイの壁 3回目

残り1.3kmいよいよ、ユイの壁。

バルベルデも2番手で突入。坂が始まり、じりじりと集団は進んで行く。

フレッシュワロンヌ 最後のユイの壁

フレッシュワロンヌ 最後のユイの壁

しばらくして、ホアキンロドリゲスがアタック。ぐぐっとスピードをあげるが、バルベルデ、エティックス、ダニエルマーティンとアラフィリップが付いていく。

ホアキン・ロドリゲスが力尽き、ダニエル・マルティンが先頭を牽き、次にバルベルデ、エティックスのエースアラフィリップが必死に喰らいつく。

残り100m。

ダニエル・マルティンが力尽き、バルベルデが一気にペースを上げ先頭に躍りでる。

アラフィリップもさらについていくが、バルベルデが2車身ほどリードを広げて、そのまま山頂ゴール。

フレッシュワロンヌ バルベルデ優勝

フレッシュワロンヌ バルベルデ優勝

バルベルデは、2014年からの3連覇を遂げた。

終わってみれば、楽勝。

モビスターの完璧なレース運びとバルベルでの圧巻の強さであった。

今週末4/24は、アルデンヌ3部作の最終幕。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。

春のクラシックのクライマックス。

Route92

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