いよいよもっとも難しいとされる山岳ステージだ。
サガンはここさえクリアできれば連覇へかなり近づけるだろう。
コースレイアウト
![3rd Stage コースレイアウト](https://gurugurulife.com/wp-content/uploads/2016/05/スクリーンショット-2016-05-19-14.49.37.png)
3rd Stage コースレイアウト
序盤に3級山岳、2級山岳をクリアした後、一旦市街地の平坦コースにでて、街中を通り過ぎ、郊外へ抜け出るといよいよレースはクライマックスへ。
3級山岳、スプリントポイントを抜け、最後に待ち構えるのは超級山岳。
12kmの平均勾配8%の上りがすべての選手を苦しめるだろう。
レース実況
序盤
中継は、残り60kmの地点から始まる。
7人の逃げと集団の差は3分40秒。
平坦区間なので大きな動きのないまま、少しずつ、集団とのタイム差が縮まる程度。
逃げ7人
残り20km
いよいよ最後の超級山岳が近づいてくるので、逃げ集団にも少しばらつきが出始め、アップダウンのあるエリアで2人が飛び出して行き、残りの5人が少しずつ脱落していく。
集団とのタイム差は1分30秒程度までちぢまっている。
![集団はキャノンデールがコントロール](https://gurugurulife.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC_0481-3-e1463642176292-1024x560.jpg)
集団はキャノンデールがコントロール
残り12km
いよいよ超級山岳ジブラルタルロード。
平均勾配8.0% 最大勾配は14.2% 12kmの上り。
サガンは集団後方にグルペットを作り、体力温存を狙う。
逃げの二人は淡々と上りはじめるが集団との差は1分ほどに縮まっているのでなかなかステージ優勝は厳しそうだ。
上り始めてすぐ、逃げの1人ダニエルグレッグがアタック。
1人で旅を始める
![ダニエルグレッグ](https://gurugurulife.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC_0486-e1463642213617-1024x600.jpg)
ダニエルグレッグ
残り10km
逃げていたダニエルグレッグを集団が吸収。
集団も少しずつ小さくなっているようだ。
先頭はBMCのウィス。後ろとの差も少しずつ広がっている。
その後ろから一人若い選手が飛び抜ける。
ネイサン・パウレス19歳のプロコンチネンタルの選手だ。
少しずつ集団と差を広げて、残り6kmの地点で30秒の差をつける。
集団も残り20名ほどまで絞られている。
残り4km
集団からもアタック。
2人が抜け出る。トレックとプロコンチネンタルチーム。
逃げが3人になりそうだが、すぐ後ろに7人程度の集団がすぐに見えている。
この10人ほどでステージ優勝が決まりそうだ。
追走はキャノンデールとBMC。
今日はサガン率いるティンコフは完全休養日のようだ。
残り2km
逃げからトレックのステティーナが飛び出す。残りの2人はついてこれない。
山頂付近はアメリカ人の観客が騒いでいる。
トレック ステティナ
そして、エティッククイックステップのアラフィリップが集団で好ポジションで上がってくる。
残り1km
以前、トレックのステティナがトップ。
アラフィリップがついにアタック。ぐんぐん差を縮める。
残り600m
すぐ後ろにアラフィリップがシッティングのまま追いつきそうだ。
残り300mほど。
アラフィリップがアタック。
まったく追いつけない。
![アラフィリップ](https://gurugurulife.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC_0501-2-e1463642318212-1024x561.jpg)
アラフィリップ
昨年総合2位だったアラフィリップ。
ステージ優勝をもぎ取った。
2着はステティナ、3着にベネット。
一発で数分の差をつけた山岳ステージ。
アラフィリップの総合優勝へ向けて一歩リード。
Route92