お盆の多摩川サイクリングロードは閑散、腰痛リハビリライドに最適。

お盆は8/11の山の日からの飛び石連休の1日を休み4連休だったが、夏の太陽がまぶしすぎて、結局、1日だけ愛車のピナレロにまたがっただけだった。

6月に家のカウンターデスクのスツールに座ってブログを書いていたら、腰に痛みが走り、そこから闘病生活が始まった。

腰の痛みと経過について

原因は、ロードバイクではない。背もたれのないスツールに座り、腰に負担のかかる座り方を長時間続けていたことが主な原因。それ以降、スツールは封印した。

一週間もすれば治るだろうと思っていた腰の痛みは延々治らなくなった。腰の痛みはじっとしていれば問題ないのだが、椅子に座っていると腰の奥がピリピリと痛む。それ以来、小康状態をズーーッと続いている。2ヶ月が経過した8月現在は、腰の奥の痛みがほぼなくなっているが、腰に少し負担をかけると痛みを感じる程度まで回復。

腰の痛みの対策として実行したこと

2ヶ月間、何もしなかったわけではない、いろいろな情報を調べて以下の対策を実行した。

  1. 腰にいい椅子を購入
  2. IKEAで椅子を購入
  3. 接骨院に通う
  4. 強力な湿布を購入
  5. ストレッチを導入
  6. 整形外科に通う

とにかく、最初に家の中で腰に一番負担のかからない方法として、椅子を購入しようとした。Amazonで見つけたのがMTG Style

座ると背中が程よい湾曲を描き最も負担の少ない姿勢を維持できる。ただ、すでに痛みが出てしまっている状況では、あまり意味がなかった。

続いてIKEAまで行って、椅子を購入。座った時はしっくりきたが、腰に負担がかからないということはない。背中にクッションを挟むことで自分なりに改善した。

わかったことは椅子を変えてもあまり意味がない。普段から姿勢を正していくことが重要である。

というわけで接骨院に通い始めた。接骨院のいいところは、800円程度で、1時間程度の施術を受けられる。マッサージベッド、電極によるマッサージ、そして、通常の人間の手によるマッサージ15分程度。普通のマッサージだと毎日通うことは難しいが、接骨院は時間さえあれば毎日通うことが可能である。とても気持ちが良いので、途中寝てしまうのも気持ちが良い。しかし、すでに傷んでいる腰はなかなか治ることはなかった。

そこで、痛みを抑える成分を多く含んだ湿布を貼る。患部を冷やすだけではもう手遅れなので、痛みを軽減した状態で、最初に購入した姿勢矯正座椅子で姿勢を維持する体幹を作る根本治療を行おうとした。確かに湿布は痛み軽減になったが、強力すぎてかぶれてしまい、一週間とたたずに使用を中断した。

最後に腰の痛みの原因がもしかしたら内臓の問題である可能性を心配して、整形外科に行くことにした。主に腰の後ろの痛みは胆のうや肝臓の不調が原因で起こることがあるという。整形外科に行けば、腰の痛みの原因を外科的に診断してくれるに違いない。

整形外科に行き、レントゲンを撮影した。撮影したレントゲンを見ながら医者の問診を受けたが、背骨は若干曲がっている部分があるが、大きな問題はない。また、1箇所軟骨がすり減って固まっている箇所もあるが、そこは患部ではないこと。がわかった。というか原因がなんなのかわからない。安静にしている状態で痛みがなければ、内臓が原因ではないらしいので、動かなければ問題ない今の状況では単純に外科的な問題であるはずだ。しかし、骨格には問題がない。つまり筋肉に過度の負担がかかったことで痛みが慢性化している状況である。

というわけで2ヶ月腰の痛みに悩まされ続けて100kmのロングライドもできない状態が続いている。5月までは絶好調だったのが嘘みたいである。皆さんも日々の生活で腰に負担をかけないよう気をつけてほしい。ロードバイクに乗れないのはなかなか悲しい状況である。

お盆多摩川サイクリングロード リハビリライド

8/13のお盆真っ只中のお昼から、準備をして多摩川へと愛車ピナレロを走らせた。暑いことは明白なので、ステンレスサーモボトルに氷をたくさん入れたものとPOLARボトルに水を入れた。

夏のライドにこれは欠かせない。最高のやつである。普通のボトルに入れれば20分ほどであっさりぬるま湯になってしまう。これなら2時間走っても冷たいドリンクで補給できる。

もう一本のボトルは補給ではなく、体温冷却用の水として利用する。首筋、足、腕などに水をかけて体温を下げながら走るのも暑い夏のライドを乗り切る知恵である。また、水だけのボトルは公園の水などで補給するのに合わせて、頭から水をかぶるバケツとして利用するのもおすすめだ。水道の蛇口は低いことが多いので、深く前屈しなければならないが、この姿勢がまた腰に悪い。そこで、ボトルに水を貯めては頭からかぶるを3回ほどやれば、夏の日差しに焼けた体が随分冷却される。

さて、ようやく本題のお盆の多摩川サイクリングロード。

通常の土日とは打って変わって、比較的閑散としていた。お盆ともなると帰省や旅行で皆自転車どころではないのだろうか。また、このところ暑い日が続いているので、ロードバイクに乗るのもなかなか苦しいので控えているのかもしれない。確かに真夏のロードバイクはなかなか苦しいが、オリンピックのカンチェラーラの激走を見た直後だったので、カンチェラーラをイメージしながら平地で強く踏み続けた。

心の中では、多摩川はリオデジャネイロのコパカバーナ海岸に変わっていた。たった一人でゴールに向かって踏み続ける、しかも自分の限界を常に意識しながら、スピードを調整する。心の中ではインターバルトレーニングをイメージして、2km全力で走って、1kmは心拍を落としながら走る。そして次は1.5km全力、1kmゆっくり走る。正直疲れる。真夏の日差しの下であればなおさらだ。府中を越え、立川に入り、多摩川沿いの最初の終点までたどり着く。後半は腰も鈍い痛みが走っている。公園のベンチでしばしの休憩。木陰に座るだけで至福の時を得る。ロードバイクの素晴らしいところは、ただ座る幸せを再確認させてくれることである。そして、ただの公園の水道はオアシスになる。ボトルに残っている水を開け、蛇口から出たての水道水を溜めて頭からかぶる。それを何度か繰り返すだけで、一気に夏の熱気から解放される。身体中びちゃびちゃだが、まったく気にならない。むしろ風でさらに冷気が増して心地よい。上りきっていた心拍数もすっかり落ち着き、ベンチにどかりと凭れ掛かる。ステンレスサーモボトルに残っている冷たいアクエリアスを口に流し込み、近くにある自動販売機でカルピスソーダも購入。サービスの500ml缶である。これを一口に半分ほど飲み干す。残りもベンチにもたれながら10分ほどで飲み干す。再度、自動販売機で帰路のためにお茶を購入し、ステンレスサーモボトルに補給する。

至福の休憩時間を終えて帰路につく。

往路で限界まで走っていたが、休憩のおかげで気力は回復している。足はそれほど回復していない。残念ながら2ヶ月のブランクはなかなか大きかったようだ。漕ぎ出した足はおもい。

また、多摩川を南下する帰路はいつものことだが、向かい風だ。足の疲れもあり時速30kmの巡行でもなかなか苦しい。しかし、ペダルを回す感覚は復活してきた。カンチェラーラのタイムトライアルの後半をイメージして限界のペダリングを続ける。15kmも走れば多摩川サイクリングロードは抜けるはずだ。

多摩川サイクリングロードの帰路も人や自転車はまばらで走りやすかった。途中、調布付近では来週の花火大会の準備をしていて、業務用車両がサイクリングロードに入り込んでいて若干困ったが、それ以外は順調に走り続けることができた。最後までインターバルを意識しながら走り続けた。自宅に帰りつくまでは2時間12分。平均時速27km程度。リハビリライドとしては時間は短かったがそれなりに充実したライドだった。

平坦ライドは問題なさそうなので、来週からはヒルクライムもトライしてみようと思う。尾根幹か、調子が良さそうなら奥多摩にも行ってみたい。