ジロ・デ・イタリア 21日目 完結

ジロ・デ・イタリアも最終日。

ニーバリの大逆転劇で、イタリア中が歓喜の渦に包まれた。

最終日の今日は、ポイント賞ジャージ争いのスプリンターたちの決戦になるだろう。

コースレイアウト

Final Stage コースレイアウト

総走行距離150km

トリノの街中に設定された7.5kmの周回コースを8周まわってゴール。

ジロの山岳コースを生き残ったスプリンターたちの最後の決戦の火蓋が切られる。

無冠のポイント賞ジャージ・ニッツォーロは、最後の最後に優秀の美を飾れるか。

2位のベテラン・ウリッシの秘策は?

レース実況

序盤

残り80kmから中継スタート

最終日、とくに何事もないまま周回コースの町へ向かう。

逃げもまだ出来ていない。

今日のニーバリはメタリックピンクのスペシャルバイク。

マリアローザ仕様のニーバリ

マリアローザ仕様のニーバリ

残り60km

周回コースの町へ向かう途中で、ロットNLユンボから2人飛び出す。

今季限りで引退を表明しているチャリンギが最後まで頑張るようだ。

チャリンギ逃げる

思えば、ジロ・デ・イタリアが始まった3日間の地元オランダステージは毎日頑張っていたな。

と思っていたら、今日もどうやら地元の応援団が駆けつけているらしい。

ここから8周回でいよいよジロ・デ・イタリアが終わる。

残り50km

集団からチェイシンググループが飛び出る。

サイモンクラーク、ブランビッラ、ボアロ、ズパ、ティム・ウェレンスの5人。

しばらくして、逃げとの差は30秒ほど、メイン集団は50秒差という状況になる。

そして、トリノの町に雨が降り始めている。

路面が少しずつ黒く変色していく。

メイン集団は、ポイント賞争いに絡むランプレがコントロールし始める。

ちょっと遅いんじゃなかろうか。

残り30kmに2つ目のスプリントポイントが設定されている。

残り5周地点をチャリンギたちが通過。

追走は牽制しあってスピードが伸びない。

メイン集団もスピードがのびず、差は変わらない。

ロットNLユンボ2人はチームで連携なので、当然スピードが緩まない。

にしてもランプレの引きが弱すぎる気がする。

残り30km

ロットNLの2人がタイム差を縮められないまま、中間スプリントを通過。

落車発生して、ウランとチャベスが巻き込まれる。

集団もペースを上げているので追いつくのが厳しそうだ。

チェイシンググループも集団に吸収。逃げ2人と1分差。

トレック、ランプレが先頭を引きペースを上げていく。

しかし、チャリンギたちも全力で飛ばしているので、なかなか差が縮まらない。

チャベス、ウランは遅れているが、レースはニュートラル措置が取られたようで、タイム差なしで無事、ジロ・デ・イタリアは終了ということになった。

あとは、ステージ優勝、ポイント賞争いのみだ。

残り15km

いよいよメイン集団もペースが上がりだした。残り2周。

30秒差だ。

ずっと引き続けていたチャリンギは半周ほどで、お役御免。

チームメイトのファン・エムデンに託す。

残り1周

メイン集団はユンゲルスの引きで一気に逃げを吸収。

アタックをさせないためにユンゲルスがしばらく引いてここで終了。

残り5km

最後のスプリントに向けて、先頭集団は小さくなりすぎて、引く選手がいなくなり、牽制ムード。

しばらくして、トレックがひき、カチューシャが続いている。

残り1km

アシストもほぼいない状態の小集団。誰が行くんだという小康状態のまま突入。

しびれを切らしたアスタナのカンゲルトがアタックするが、引き離せない。

しばらくしてカウンターでロットソウダルが抜け出て、少し離れる。

残り500m

ロットソウダルがそのまま抜け出ていくかと思ったが、ニッポーの選手がスパートで抜く。

まだスプリンターがこない。

残り200m

ようやく、スプリンターが飛び出てくる。

ポイント賞ジャージのニッツォーロがぐんぐん伸びてくる。

サッシャモドロも必死で追うが、コース上にニッツォーロがいて伸びない。

ニッツォーロがそのままゴール。

ニッツォーロ優勝

ニッツォーロ優勝

ステージ優勝のなかったポイント賞ジャージのニッツォーロがついにステージ優勝を遂げた。

そして、ニーバリが総合優勝を確定するフィニッシュ

ニーバリ総合優勝2回目

ニーバリ総合優勝2回目

終わってみれば、イタリア人が大活躍したジロ・デ・イタリアでした。

Route92

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