FFWD、Dura-ACE、初心者に忍び寄るカーボンホイールの誘惑

フルクラムレーシングゼロを購入して、はやくも4ヶ月が経過した。

何の問題もなく、十分高性能を満喫しているが、同じホイールで走り続けていると宿命として、慣れてしまう。

はじめのころの感動は徐々に薄れていき、それなりに力をつけて来て走る距離が伸びてくると、もっと巡航速度をあげたいなと別の欲望が頭の後ろでささやき始める。

そう、平地の巡航速度。それを上げるにはどうすれば良いか。

ディープリムのカーボンホイールを手に入れれば良いのだ。

ディープリムとは

リムとは、ホイールの外側にある円の部分。

ディープリムということは、このリムの部分が厚いホイールのことをいう。

いわゆる、プロのレーサーたちがつけているちょっと派手な色が付いているホイールを想像してもらえればいい。

こんなホイールがディープリムだ。

ディープリムの効果

高速時の空気抵抗の低減

自転車で時速30kmを超えてくると、空気抵抗が気になり始める。

実際は、空気抵抗の80%が体が空気の壁を突き抜ける抵抗、10%がフレームと言われていて、

残りの10%がホイール。

体については、ポジションを前傾することで減らすことができるが、ホイール部分はホイールを変えるしか方法はない。フレームもしかりだが。

この10%の部分をディープリムホイールにすることで改善できる。

しかし、この効果は時速30kmや40kmを超えてこないとあまり意味がないとされているので、初心者、貧脚の私にとって価値があるかは微妙である。

でもたまに40kmとか超えてるし、きっと意味はあるだろう。たぶん、きっと。

ホイールの剛性が高く、パワーロスが少ない。

次が、剛性。

いわゆるホイールの弾力性といったイメージか。剛性が高いほど、硬いのりごごちになるが、ペダリングの力がダイレクトにホイールに伝わるということだ。

ディープリムの構造では、リムにボリュームがあるため、剛性が高めることができるのだ。

定速巡航がしやすい。

そして、ディープリムは、タイヤを含めて、ホイールの外周部が重くなるため、回転モーメントが大きくなり、回りつづけやすくなる。

回っているものの回り続けようとする力が、ディープリムは強くなるわけだ。

その分、回しはじめ、止める時は重くなるが、とにかく巡航速度が維持しやすくなるのがメリットだ。

そして、最後に、見た目がよろしい。

もうすぐ始まるツール・ド・フランスを見たりすれば、すぐに共感してもらえると思うが、プロロードレーサーのホイールはやはりディープリムだ。

出展:J SPORTS

DURA-ACE C50!

つまり、50mmのリムのホイール。

私の今つけているフルクラムレーシングゼロと比べるとその厚さは一目瞭然。

前輪

フルクラムレーシングゼロ

3倍くらいの厚みはあるでしょうか。つまり、3倍の空力、3倍の回転力、3倍のかっこよさ!

デメリットは重さ

いいことばかりのようですが、ディープリムはその厚みから重くなります。

だから、素材は、カーボンが前提なのです。

こうして、初心者の私に「ディープリムカーボンホイール」という言葉が刷り込まれたのです。

海外通販サイトWiggleで物色

最近、また円高によってきているので、海外通販サイトwiggleで安くなっているのも、また、なおさらホイール欲を高めます。

しかも、ホイールセールが開催中。
wiggle カーボンホイールセール
まずは、日本製の定番、デュラエース。

先ほどのプロレーサーの写真のホイールと同じブランドで、こちらはC35なので35mmと少し薄め。こちらは、¥144,451- (35%OFF)

Shimano – Dura-Ace (デュラエース) 9000 C35 クリンチャーホイールセット

次が、先ほどの写真と同じC50。 ¥178,708- (19%OFF)

Shimano – Dura-Ace (デュラエース) 9000 C50 クリンチャーホイールセット

そして、見た目がぐっと派手になって気になるFFWD。¥178,577- (12%OFF)

Fast Forward – F4R アロイ/カーボンクリンチャーホイールセット

20万円以下では変えるカーボンディープリムホイール。

しかし、高い。

まだまだ、我慢の時間は長そうだ。

Route92