ツール・ド・奥多摩210km その2 ヒルクライムは根性が大事です

奥多摩湖畔のトイレと決別し、周遊道路を進む。坂の入り口までは平坦が続くので巡航速度は自然とあがるが、坂の前で足をなるべく使わないように節約。

今日のメインディッシュは風張峠ヒルクライム12.8kmで1時間を切ること。

初挑戦の前回は1:12。途中で膝が痛くなるもなんとか月夜見第一駐車場まで足もつかずにたどり着けた。帰りは泣きながら帰ったものだ。

2回目のヒルクライムに挑むが、奥多摩に至るまでの走りは乗っていなかったので体調はイマイチだが、天気がよかったので気分はよかった。

橋を渡りいよいよヒルクライムスタート。

前回に比べルートがわかる分、少し余裕がある。月夜見第一駐車場までが、とりあえずの目標の9km地点。

奥多摩周遊道路は最初はほぼなだらか、2kmを過ぎ、3km地点くらいまではアウターでも楽勝に進めた。

勾配10%

が、ここらへんから急に厳しくなる。インナーにいれ、後ろも3枚目くらいまですぐに落とす。これでなんとか進むぞ!と思ってる矢先に後ろも2枚目に。これで踏ん張るぞ!と意気込むも、勾配が9%近くなったらアウト。ギアがなくなった。あとはケイデンスを維持することだけが唯一の踏ん張りどころ。80をなんとか維持しながら黙々と上り続ける。が6kmくらい上り、勾配がきつくなるともう無理、60くらいでなんとかというところも。

ピナレロが、鉄下駄ホイールが重い。

きつい。もう、きつい以外何者でもない。

時速も8kmくらい。

なんでこんなとこいるんだおれ。

前方を走るローディがいる。あの人も好きだねぇ。

と、思いながら踏ん張り、7km。あれ、なんか少し楽だぞ。80を回復し、速度も12kmくらい出始める。前を進んでいたスペシャライズドのローディに追い付き、抜いた!

BORAのホイール羨ましい!

鉄下駄の貧乏魂でなんとか余裕を装い、先に進む。9km。月夜見第一駐車場にたどりつく。

日も当たるベンチにどかりと座り込む。前回に比べ体力、気力は残っているし、何より膝が痛くない。ペースも上がっているはず。

快晴の月夜見第一駐車場からの景色は最高だった。奥多摩湖を見下ろし、山並みがつづき、青い空が広がっている。

月夜見第一駐車場

月夜見第一駐車場

補給を済ませて、残り3kmヒルクライム。

ちょっと休んだので回復を期待したが!

全然だめ。ギアはなくなり、なんとかケイデンスだけは速めにぐるぐる回す。

しかし、残り3kmは息もそれほど上がらず、頂上にたどりつく。今回は前回素通りした標識を見つけることができた。

頂上の標識

頂上の標識

まだ雪が残っていた。

ここで、行程100km達成。残りは半分だ。

ウィンドブレーカーやインナーグローブ、フェイスマスクなど装備を整え、檜原へのダウンヒルに突入。

二回目ともなると、少し余裕もでて、昨日見ていたツール・ド・フランス2015のニーバリのダウンヒル気分で爆走する。

結構うまく攻めれた気がする。帰ってから分かったが、40km走行時間の記録を更新していた。1:02くらい。前回は1:22なので結構な更新だった。

ダウンヒルは楽しい。車も少なかったし、快晴で気温も高くなっていたし、インナーグローブで指も、前回のような千切れそうなほどの寒さを感じなくなった。

気分的には一瞬のダウンヒルを終えたら、次は相模湖へ向かうのだか、ここもやはり山越えだった。。。距離は短いが結構な勾配のようだ。

ここまでで約130kmくらい。あとは相模湖から、津久井湖を抜けて、帰路に着く。

次回、帰るまでが、ロードバイクだ!

route92

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